九州大学海外派遣留学生 最終報告書

留学先大学名

      香港大学               (国名:香港特別行政区 )

留学先学部名(またはプログラム名)

Economics and Finance

留学期間

   H15 年   9月   〜   H16 年   6月

学部/学府・年次

工学府

修士1年次〜 修士2年次

留学により卒業または修了が遅れる見込みの有無とその期間

有 ・(期間: 1 年)

遅れる見込みの方はその理由を書いてください

NO.に○印をつける)

4.その他(具体的に記入)

工学府修士として,2年間工学の研究をおこなうため                          

 

卒業を遅らせないためにどのような配慮や工夫をしましたか?

 

進路の予定

1.就職 ( 時期: 4月から )

 

1.留学先大学について

授業(カリキュラム等)の概要について

 

 

6単位静の授業は週に3時間の講義+1時間のチュートリアルで構成されている.

試験は,授業と,教科書の内容から出題され,教科書に重きがあるようである.

授業では,学生同士で5〜6人のグループを作り,そのチームで発表をおこなったりするものが多かった..

留学先大学のサポート体制について

(語学面/勉学面/精神面/住居・生活面など)

 

<語学面>

交換留学生は大学の英語の授業を取ることが出来ない.

留学生を対象とした広東語講座が開かれており,現地の生活になじむのに非常に有意義だった

<勉学面>

シラバスが充実していて,履修登録のときに役に立った.6単位の授業では,チュートリアルという少人数クラスがある.ここで宿題の回答,解説がなされ,理解を深める手助けになった.また,教授も学生からのe mailに直接返事を出してくれるのであらゆる疑問の解決を手伝ってくれる.

<住居・生活面>

SARSや,鳥インフルエンザ大流行が記憶に新しいが,寮では毎朝スタッフが廊下とトイレの清掃を行ってくれ,また定期的に伝染病予防の薬剤散布,消毒などが行われる.

香港人は,日常的に広東語を使用する.英語の理解は人によってさまざまである.そのため,一対一で話すときは英語を使ってくれるが,大人数になるときは,みなで広東語で会話して,その後翻訳してくれる,というようになる. 

 

留学先大学に対する感想

 

 

 

 

 

敷地がひろく,山の斜面を利用して建てられていることもあり,不慣れのときは授業の教室を探すのにも苦労した.

大学職員も感じの良い人が多く,書類などの不審な点は何度もメールしてくれた.

食堂のスタッフは英語が話せない人がおおく,食事を注文するときは難儀した.

図書館には英語,中国語,韓国語,日本語の文献があり,使い勝手もよく,充実していると思った.読売新聞の衛星版が毎日はいり,日本語の書籍も充実している.

同じ大学への留学を希望する人たちへのアドバイス

 

 

 

 

香港は,食べ物も口に合うものがおおく,市内は便利で,日本のものはほとんどなんでも手に入り,大変生活しやすい.日本人も多く暮らしている街なので,いざというときに独りで困るということもないと思う.

大学でも,留学生同士はとても仲良くなりやすいとおもう.

少々香港人の英語には訛りがあったりして,始めのころは難解だが,だんだん慣れてくるとわかると思う.

Non-Native 同士のコミュニケーションなので,誤解が広がることも多いが.しっかり英語を勉強して,言いたいことを言う練習になると思う.

中国大陸とも地続きで,長期休暇の際にはあちらこちら行ってこれると思います.

香港の人は概して親切で,いったん友達になるととても思いやりのある人が多いです.一方,約束などに対しては若干ルーズな所があり,待ち合わせの時間にぴたりと全員集合することはまれでした.

 

2.事前手続き(ビザ申請など)

ビザの種類

 

学生ビザ

ビザ申請先

中国領事館

必要書類、手続き方法

香港大学から送られてくる書類に記入して領事館に申請

手続きに要した時間

およそ4週間(盆休みをはさんで)

去年,SARS騒ぎで7月末に留学の書類がきたのですが,特急でお願いしました.

その他必要な事前手続き

香港大学から,ビザ申請のための流れがまとめられた書類が送られてきます.

そのとおりにやって,問題無しでした.

 

3.日常生活

日常生活の概要、感想

 

 

 

 

 

 

平日は学校や習い事,週末には友達と親睦を深めたりしていました.

同じ授業が一週間に4時間あるので,けっこう追い立てられていました.

学生ビザでの就労は認められていないので,集中して勉強できると思います.

 

外国に出て日本のことを再考するというのも一興です.日本のことを知っているとおもっていても,人に聞かれてもうまく答えられなかったりするものです.着物だ茶道だといっても,実際に知っていることは少ないことに気づくでしょう.

僕はそれで,後期から茶道をはじめてみました.日本文化に興味を持っている人は多く,僕の行っていた教室では半分以上が香港人で,一番長く続いている人も香港人の人でした.

生活費(月額)及びおおよその内訳

交通費 交際費 寮費 およそ6万円

日本から持参した方がよいもの

 

折り紙(千代紙のような綺麗なもの)非常に受けが良かったです.

変圧器 持って行く電気製品にあわせて

香港在住の日本人の方がおおく,また日本ブームも手伝って,日本のものはほとんど何でも手に入ると思います.

 

これから留学する人への、日常生活(治安対策を含め)に関するアドバイス

 

市内は警察がいたるところを巡回しており,安全そのものですが,すりが多く,友達の中にも被害にあった人が多く居ました.映画などのイメージで怪しい街と思っている人も居るかもしれませんがそんなことはないです.

大学の寮は治安のよい香港島にあるので,変な所に行かない限り身の危険を感じることはないでしょう.

 

香港ではオクトパスカードという電子マネーカードがあり,MTR(地下鉄)で購入できます.セブンイレブンや,スーパーマーケット,MTR,バス,トラムほとんどのものの支払いに使え,とても便利です.

 

香港在住8年以上というような日本人はざらで,香港での暮らしが知りたかったら,そういう人たちに教えてもらうのがいいとおもいます.

僕も茶道を習い始めてから香港の学校で日本文化紹介の手伝いをしたり,日本語を教えたり,香港の生活をもっと深く知ることが出来たと思います.

4.住居、生活環境

住居の種類(○印をつける)

 ・寮 

住所/

電話番号

Rm 617B WeiLunHall 6 sassoon Rd Pokfulam HK

費用(月額)

約一万円

どのようにして見つけたか

香港大学の交換留学申請書類の束の中に入っている.

寮は選択可能

次期留学生に推薦できるかどうか、およびその理由。

僕の住んでいた寮はキャンパスから徒歩30分,バスで10分のところにあり,若干不便でした.また,近所に食事をするところもスーパーマーケットもありませんでした.

大学に近いところにあるStarr Hall, Swire hallといったところに希望を出すのがいいと思います.

留学生活を送る上で次期留学生に伝えたい地域情報、生活情報

 

地域情報や,生活情報は,ガイドブックの地球の歩き方にも詳しいです.

夏の香港は日本より蒸し暑く外に立っているだけで汗が出てきます.ところが建物の中は凍えんばかりの冷房がきいており,長袖シャツが必須です.

元はイギリスの植民地で英語での生活も送れますが,やはり中国語,広東語を多少なりとも知っていると生活が楽になり,楽しくなると思います.

5.準備段階や留学中に役に立ったウェブサイト

サイト名

URL

コ メ ン ト

South China Morning Post

 

朝日新聞

www.scmp.com

 

 

www.asahi.com

香港,中国の英字ニュース

 

 

浦島太郎にならないために日本国内のニュースも

6.その他の特記事項

香港に住んでいる日本人は本当におおいです.観光客も多いが駐在員としてやってくる人も多いです.わざわざ外国で日本人と付き合うのも変だし,異なる文化の中につかるために留学してきたんだと思うことでしょう.とはいえ,交換留学のわずかな期間で,現地のことをもっと良く知ろうと思ったら,長くすんでいて,生活に溶け込み,現地の人とのつながりの深い人に聞くのが一番いいと思います.

 

一年間その土地に暮らして,これからもそこの土地とのかかわりをもちつづけようとするならば,そこで生活している人と深いつながりを持つようにすることが一番いいと思います.できるだけ,多くの人とかかわって,学生同士じゃない人たちとのつながりを持つようにするのも末永くその土地とかかわりをもつのに有用じゃないかと思います.

 

交換留学生として海外で生活すると,逆に日本のいいところや悪いところも見えてくると思います.香港は特に日本のものがたくさん輸入され,ほとんどの友達が日本の連ドラをみているようでした.寿司やら木村拓也やら資生堂やら,日本から切り取られて持ってこられたようなものを見ていると,日本を再考するきっかけになると思います.