九州大学海外派遣留学生 最終報告書

 

留学先大学名

        上海交通大学           (国名:中国         )

留学先学部名(またはプログラム名)

国際教育学院

留学期間

         2005 年  9 月   〜      2006 年  7 月

学部/学府・年次

        21世紀プログラム  学部/学府

    3 年次〜   4 年次

留学により卒業または修了が遅れる見込みの有無とその期間

有   (期間:半年〜一年              )

遅れる見込みの方はその理由を書いてください

NO.に○印をつける)

4.その他(具体的に記入)

始めは新卒で就職するために留年するつもりでしたが、今は大学院入試と卒業論文執筆の準備のために留年しています。

 

卒業を遅らせないためにどのような配慮や工夫をしましたか?

特にしませんでした。

進路の予定

 

2.大学院進学(     九州 大学            法 学府/研究科  )

 

前項で1と答えた方は、就活時期と方法を教えてください(予定を含む)

 

進学先や就職先の選定に、留学経験が影響しましたか?

特に影響していません。

 

留学経験は就職活動の際に役立ちましたか?

面接で留学経験や語学力はあまりアピールしませんでした。多少は役に立つとは思います。

 

 

1.留学先大学について

授業(カリキュラム等)の概要について

 

 

・中国語閲読

中国語を「早く」「多く」読めるようにするための授業です。

・中国語精読

中国語の文法、文章の読解能力を向上させるための授業です。

・中国語聴力

中国語のリスニング能力を向上させるための授業です。

・中国語写作

中国語の作文能力を向上させるための授業です。

・中国語口語

中国語の会話能力を向上させるための授業です。

留学先大学のサポート体制について

(語学面/勉学面/精神面/住居・生活面など)

 

・語学面

検定試験の対策授業も開講されていて、語学力の向上には良いと思います。

・勉学面

中国語コーナーがあり、そこで各国の留学生や中国人と一緒に勉強することができます。テーブルと椅子があるだけなので、学生が多いこと以外は自室での学習と大差ありませんが。図書館もカードを購入すれば利用できます。

・精神面

特にありませんでした。

・住居・生活面

留学生用の寮が用意されていて、なかなか快適だと思います。食堂も安価で良いですが、ただ味は保証できません。

留学先大学に対する感想

 

 

上海の中心地にありますので、とてもにぎやかです。各国からの留学生、特に東南アジアの華僑の学生と韓国人留学生が多く、国際性豊かです。ただ、日本人と韓国人以外は皆英語で喋っていますので、自分の意志でなるべく中国語を喋るようにしなければ上達しません。

 中国語コーナーには絶えず中国人が出入りしていて、そこで知り合いになった中国人と一緒に勉強したりする機会は多いと思います。

 授業は良い先生とそうでない先生の差が激しいと思います。上海訛りの先生もいて、混乱することもありました。大学教授で研究の片手間に教えているという方もいて、説明のわかりにくい先生もいました。

留学生は遊び好きなので、もともと20人近くいたクラスメートも学期の中ごろになると5人前後になります。ひどい時は授業開始時に1人だけということもありました。たしかに授業に参加するだけだと中国語は上達しません。しかし、授業に来ない学生の中国語はおおむね進歩していません。授業はやはり出るに越したことはないと思います。

 

同じ大学への留学を希望する人たちへのアドバイス

 

 

 

 

 上海交通大学は上海の中心地にあり、遊ぶところが多すぎます。誘惑が多く、人によっては勉強には向かないかもしれません。しかし、中国国内、世界各国からいろんな人が集まってきており、素敵な出会いにも事欠きません。そうした出会いの中で得られるものを考えたら、やはり上海交通大学は良い環境だったと思います。中国語の学習も大事ですが、あまり偏狭な考えを持たず、いろんな出来事に柔軟に対応していけばよいと思います。一日くらいサボっても中国語が話せなくなるわけではありません。大事なのは、続けることです。間が空いても、倦まずに一年間続ければ、結果はきっとついてくると思います。

2.事前手続き(ビザ申請など)

ビザの種類

 

留学ビザ(Xビザ)

ビザ申請先

中国駐福岡総領事館

必要書類、手続き方法

必要書類は、「総取通知書(入学許可書)」「JW202表」「健康診断書」だったはずです。

手続き方法は国際交流推進室職員の方の指示に従っただけですので、正直あまり覚えておりません。面倒なことはすべてやってくださいました。ただ、健康診断は福岡市民病院など、指定の病院で受けなければならず、費用も高額(2万円ほど)で、長時間拘束されました。(中国での手続きで健康診断書を提出しましたが、カタカナでしか表記してないものもあり中国側のお医者さんも読めないようでしたが、「まぁいいや」という感覚でパスしました。)

手続きに要した時間

手続きのためにつぶれた時間は2〜3日。

その他必要な事前手続き

特に無し。

 

 

 

3.日常生活

日常生活の概要、感想

 

 

 

 

 

 

授業は午前か午後に2コマ(約3時間)あるだけなので、自由時間がかなりあります。最初の半年間は、ほとんど黙々と中国語学習をしていました。

残りの半年は、中国語学習のほかに、留学生や中国人の学生と交流する時間が増えました。上海市内を観光したり、中国人の友人の家庭で食事をご馳走になったり、旅行をしたりと充実した半年間でした。しかし、中国語の上達は最初の半年間の方が大きかったように思います。

上海は毎日いろんなイベントが行なわれていますので、語学学習以外の経験もできました。通訳のボランティアをしたこともあり、よい経験になりました。

留学生寮に住んでいたら現地の生活が体験できないと感じ、思い切って部屋を借りて下宿しました。日本語を勉強している中国人の学生と4ヶ月間ほど同居し、互いに言語を教えあいながら生活していました。

生活費(月額)及びおおよその内訳(円換算で)

生活費計       5 円/月

 

(生活費内訳)住居費: 20000 円、 光熱水料: 1000 円、 通学費:     0 円、 

食費;  20000 円、 電話代:  1000 円、 インターネット代:  1000 円、 

書籍代:   1000 円 

その他:(具体的に)

飲み会などの交際費: 7000

学費・寮費以外に大学へ納入するもの(あれば)         円

(徴収された費用の名目を具体的に:書道、HSK対策講座など、特別授業を受講する際は、教科書費用と受講費用が必要です。)

日本から持参した方がよいもの

(PCや変圧器等の要不要も)

変圧器は購入できます。

一年間中国語漬になるので、ともすれば自分の専門分野の知識が薄らいでしまいがちです。そうならないためにも、自分の専門分野の基礎文献や教科書などの和書を数冊持参したほうが良いかもしれません。

 

これから留学する人への、日常生活(治安対策を含め)に関するアドバイス

上海の治安は良い方だと思います。

ただ、交通事情は悪いです。車の運転手のマナーも良くないので、交通事故にだけは気をつけてください。

あと、お金を支払うときは、向こうの言うなりに支払わないほうが良いと思います。納得できないことがあれば、向こうが面倒くさそうな顔をしても説明を求めるべきです。それはお金を支払うことだけに限らず、たとえばタクシー利用、理髪、もろもろの契約など、常に説明を求め、交渉すべきです。交渉次第で、規則は案外覆るものです。

お金の管理や受け取り(銀行口座開設や海外送金,またはクレジットカード持参など)について,貴方の留学先国で最も適当な方法を教えてください。

クレジットカードは、一日10万円以上引き出せるように設定しておいた方が良いと思います。私は5万円までしか引き出せないように設定していたので、寮費を一括払いするときに一時金がなく困り果てました。

送金は、実家から送ってもらっていました。家族が機械に疎かったため、手紙に直接日本円を混ぜて送ってもらっていましたが、やはり危険ですのでやめた方が良いと思います(幸い私は発見されることはありませんでした)。現地の銀行(中国銀行が良いと思います)に口座を開設して、日本の銀行か郵便局から送金してもらった方が良いと思います。

あと、寮費は半年間一括払いですので、日本から現金を多めに持っていくことをお勧めします。

4.住居、生活環境

住居の種類(○印をつける)

 ・寮、民間アパート

住所/

電話番号

詳しくは忘れましたが、

(寮)中国上海市徐汇区番禺路

(アパート)中国上海市徐汇区

費用(月額)

2250元(約35000円)

どのようにして見つけたか

寮は渡航前に、国際交流推進室を通して予約しました。

民間アパートは、韓国人留学生がルームメイトを探していましたので、一緒に住むことにしました。

次期留学生に推薦できるかどうか、およびその理由。

寮の設備はなかなか良いですが、設備の割りに料金は割高です。民間アパートを借りることをお勧めします。寮より安いアパートの住環境は本当に劣悪ですので、何人かの学生で割りと豪華なアパートを借りてルームシェアすることをお勧めします。そうすれば、寮より安くて快適で、中国で生活しているという実感も持てて良いと思います。私は一ヶ月1250元のアパートを借りていましたが、常人の住める場所ではありませんでした。民間アパートは家具一式が揃っている場合が多く、必要なのに揃っていなければ大家に要求することもできますので、交渉次第でなんとでもなります。

留学生活を送る上で次期留学生に伝えたい地域情報、生活情報

 

安い中華料理ばかり食べていると体調を崩してしまうことも多いと思いますので、あまり肩肘を張らずたまには日本食を食べることをお勧めします。幸い、大学から歩いて行ける範囲に何件か日本食屋がありますので、利用されると良いでしょう。

また、大学の側にインターネットカフェがありますので、部屋でインターネットができなくても安心です。また、上海では日本人向けのフリーペーパーが充実しています。いろいろ探してみると良いと思います。あまり衛生的でないような店での食事は、最初は控えた方が良いでしょう。私は食中毒になりました。体が慣れてきてから、だんだんと挑戦していけばよいと思います。

5.準備段階や留学中に役に立ったウェブサイト

サイト名

URL

コ メ ン ト

特にありません。

 

 

 

6.その他の特記事項

日本人は文章読解や文法問題では、完全に理解できなくても点数は意外と取れるものです。問題はリスニングです。これは忍耐強く聴き続けるしかありません。リスニング能力を高めるために、いくつか提案があります。

1.    大学のリスニングの授業のテープを買って、何度も復習する。

単語量も増えますし、中国人らしい言い回しを覚えることもできます。

2.    テレビをたくさん観る。

中国のテレビは基本的に字幕付です。ドラマや映画を観たりするのは良い練習になると思います。ただ私はテレビドラマに興味がなかったので、ほとんど観ませんでした。しかし、ドラマの好きな人はたくさん観ていて、中でも中国語を覚えようと意識的に観ている人の中国語会話能力・リスニング能力は格段に上達していったように思います。

3.    携帯ラジオを買う。

私は留学が終わりごろになってこの携帯ラジオの存在を知ったので、結局買いませんでした。アナウンサーの喋る標準的な中国語が聞け、字幕無しでネイティブスピードの中国語に挑戦したいという方にはお勧めです。