海外サマーコース参加者留学生 報告書 |
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留学先大学名 |
香港中文大学 (国名: 香港 ) |
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参加プログラム名 |
International Asian Studies Programmne (IASP) |
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プログラム期間 |
2005 年 6 月 〜 2005 年 7 月 |
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学部/学府・年次 |
法学部 |
4 年次 |
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参加に要した費用 |
協定に基づく授業料免除の有無 → 有 「有」の場合、免除額を記入してください( ) |
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航空運賃はいくらかかりましたか? ( 87765円 ) |
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その他相手先大学に納入した費用を具体的に記入してください(例:教材費、宿舎費、オプショナルの見学旅行など) ビザ申請料、寝具、オリエンテーション、フィールドトリップ経費、寮費 全部まとめて、HK$3,500 (53000円程度) |
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このプログラムを選んだ理由 |
1年間アメリカに交換留学した時、出会ったアジア人にパワーを感じたので実際自分がその地域へ行ってみたいと思ったこと。そこで現地の学生がどのように学んでいるのか見てみたかったこと。成長著しい中国市場、中国のパワーを昔から資本主義を取り入れている香港サイドから見ることで、その将来を予測できるのではないかと思ったこと。もう一度、アメリカで得たようなすばらしい出会いをしてみたかったこと。 |
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進路の予定 |
1.就職 ( 時期: 4月から ) |
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1.参加プログラムと大学について |
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プログラム(カリキュラム等)の概要について |
IASPというプログラム 授業は2つの種類に分けられ、香港や中国の現状・中国語などを学ぶものとビジネス系の授業がある。前者は4科目、後者は11科目ある。後者を教える先生はアメリカやヨーロッパから招いた優秀な先生が多いらしい。学生は自由に最大3つまで授業を選べる。授業は月曜から金曜まで、ひとコマ3時間くらい。土曜日はこのプログラムを運営するOALの企画したツアーがあり香港の名所的なところへ連れて行ってくれる。参加は任意だが、経費は否応無しに取られているので参加したほうが得、ちなみに食事もつく。 中国本土へのオプショナルツアーあり。今年は上海。ただ参加者はあまり多くない |
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主催大学のサポート体制について (語学面/勉学面/精神面/住居・生活面など) |
大変よかった。すばらしいの一言である。OALの担当者(LouisとSimon)は大変親切で、サポートは充実していた。2人は年も近く、話もしやすかった。 中国語の授業は初心者クラスにしては人数が多く、それぞれのレベルがばらばらだったために、途中から2つにクラスを分けてくれたりなど対応が柔軟だった点が評価できる。 また大学のせいではないが、水道管の破裂によって大学全体が3日間にわたり断水したときも、近所のスポーツセンターにシャワーを浴びに行くバスが出たりなどした。 寮もおおむねきれい。必要なものはあるという感じ。 |
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プログラムおよび大学に対する感想 |
私はこのプログラムに参加できて本当によかった。こう思えるのは共に学び生活をした世界中の友達と、私たちをいつもサポートしてくれたOALの2人のおかげである。 プログラム自体がよく計画されていて、サポートも充実していた。また、香港でも一、二を争う中文大学で勉強できたことを嬉しく思う。 私はビジネス系のクラスをとっていなかったので、現地の学生と知り合う機会がなくもう少しそういった機会が企画された形であればよかったと思う。 |
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同じプログラムを希望する人たちへのアドバイス |
英語を学びに行く、という感覚では少しきついかもしれない。プログラムの参加者は香港系アメリカ人・カナダ人が多く、彼らは平気で2・3ヶ国語を話す。そういう中に入って生活をしたいと思うのなら、英語のコミュニケーション能力は必要だと思う。ただ割り切って生活できるなら、問題はない。 とてもいいプログラムだったのでぜひ参加して欲しい。学部生はそのためには4年前期で授業をとる必要がないくらいにしておくのが好ましい。3年生以下はテスト期間と留学期間が重なるためスケジュールの都合で参加は難しいだろう。4年で就職内定をもらった、単位も大体取り終わった人にお勧め。でも、学内申請・面接は就活真っ只中の2、3月にあるのでそこから注意を払っておく必要がある。 |
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2.事前手続き(ビザ申請などが必要であった場合) |
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ビザの種類 |
Student Visa |
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ビザ申請先 |
香港中文大学に必要書類を送って、大学がまとめてどこかに申請 |
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必要書類、手続き方法 |
必要書類2つ、パスポートのコピー、銀行の残高証明、写真、申請料(大学に他の経費とまとめて支払う)、今までの学歴を証明するもの(在学証明、成績表など?) |
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手続きに要した時間 |
4週間くらい? |
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その他必要な事前手続きがあれば記入してください |
とくになし |
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3.日常生活 |
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日常生活の概要、感想 |
月曜から金曜まで授業がある。授業の予習・復習や、友達とご飯を食べに行ったり、夜飲みに行ったりなどしていた。授業の取り方によっては午後、または一日暇だったりするので、そういう時は自分で香港の街を歩いていた。 土曜日はOAL主催の遠足に参加したり、オプショナルツアーで上海に行ったりした。個人的にも広州・シンセン・マカオなどへ行った。 人によってプログラムに参加する目的は違うと思う。私は中国・香港を見たいという思いがあったので出来るだけ外に出ていた。 寮ではクーラーに1時間1ドル(14円)払わなければならず、またトイレットペーパーも自分で用意しなければならなかった。こういうところは余計にお金を払ってもいいので何とかして欲しい。 |
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生活費(全期間)及びおおよその内訳 |
食事 旅行 買い物 それぞれいくらかかるかは、その人次第。 |
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日本から持参した方がよいもの (PCや変圧器等の要不要も) |
特になし。日本のものは大体手に入る。6週間しかいないのに、向こうで買いたくないものを持っていくといいのでは? 洗剤の一個パックは役に立つ。電源の形を変えるプラグ。パソコンをよくする人はパソコンとLANケーブル。あとは現地調達でもいいが、折り畳み傘・虫除けスプレー・虫刺されの薬・女性はヒールのない靴(スニーカーが好ましい) プログラムの最後のほうには、お別れパーティーがある(と思う)ので少しフォーマルな服装があると便利。 |
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日常生活(治安対策を含め)に関するアドバイス |
中文大学は山の上にある。授業に行くにも、電車に乗るにもすべて山道を登ったり降りたりする必要あり。そのためヒールが苦手な女性は注意すべし。またクーラーがきき過ぎることがよくあるので、上着もあったほうがよい。山の上の隔離された空間に大学があるので治安はよいと言えるだろう。6月末は雨がよく降るので、そのつもりで。香港の雨季は半端ない。朝晴れていても突然雨が降りだすことはよく(と言うかほとんど毎日)あるので、折りたたみは必携。ちなみに日傘としても使える。 |
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お金の管理や受け取り(銀行口座開設や海外送金,またはクレジットカード持参など)について,貴方の留学先国で最も適当な方法を教えてください。 |
香港はアジア第一の金融国。香港でお金がおろせない銀行なんてそうそうないだろう。わたしはCITIバンクに入れていたお金を必要に応じてよく下ろしていた。学内にも、街のいたるところにもATMがある。日本の都銀ならまず大丈夫だと思う。クレジットカードもあると便利・いざと言う時に安心だが、手数料が引かれたりしてあまりお得ではない。T/Cは面倒くさがりなので持っていなかった。 |
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4.宿舎、生活環境 |
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宿舎の種類(○印をつける) |
・大学の寮 ・ホテル・その他( ) |
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立地 |
山の上、大学の敷地内 ちなみに女子寮 |
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伝えたい地域情報、生活情報 |
学内バスが1時間に3本走っているのでそれを利用すると移動はかなり楽。また、建物内のエレベーターを使って目的地に行くのも便利な方法である。タクシーは安いので、夜遅くても何とか寮には帰ることが出来る。 香港ではオクトパスカードという、関東でいうところのスイカ、がとても普及している。タッチするだけで清算できてしまうICカードだが、電車、地下鉄のみならずマクドナルド、セブンイレブンと使えるところは多い。学生用を買うとお得。 |
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5.その他の特記事項 |
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香港の街中で人々は広東語を、プログラムの中国語の授業では公用語(北京語)を、プログラムの授業や、友達同士では英語が公用語である。私は3つがごちゃ混ぜになって、大変だった。しかし、プログラム参加者の中には3つとも話せる人がそう珍しくはないので、教えてもらったりすると面白い。私はもっと広東語を覚えたかったと思う。 6週間はあっという間である。自分の目的をはっきり持って参加して欲しい。 |
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