九州大学海外派遣留学生 最終報告書

              

留学先大学名

香港大学                   (国名: 香港

留学先学部名(またはプログラム名)

法学部

留学期間

2006年  9月   〜   2006年 12

学部/学府・年次

法学部

 4年次〜  4年次

留学により卒業または修了が遅れる見込みの有無とその期間

無 

遅れる見込みの方はその理由を書いてください

NO.に○印をつける)

1.4年次に留学したため 2.単位が不足するため 3.新卒で就職したいため

4.その他(具体的に記入)

                          

 

卒業を遅らせないためにどのような配慮や工夫をしましたか?

法学部には卒業論文がないため、4年前期を就職活動に充て、4年後期を留学期間とした。

卒業を確実にするために、4年前期までに卒業単位を取得しておくほうがよい。

進路の予定

@.就職 ( 時期: 4月から)

1.留学先大学について

授業(カリキュラム等)の概要について

 

 

法学部の科目のうち4つ(国際法、国際私法、中国の人権について、中国民法・商法)と、言語科目から北京語(言語は必修ではない)を受講した。

九大の法学部と異なり、法学部の授業では多くの科目が、講義とチュートリアル(教授や院生による少人数によるディスカッション・質疑応答のクラス)の二つで成り立っている。よって、講義を聴くだけでなく、チュートリアルの問題に対する答えを事前に準備する必要がる。また、各講義の前には必ずレジュメに加えて、かなりの量の資料が与えられ、講義は資料を読んだものとして進められる。

言語科目は留学生に対して開かれているもので、香港で話されている広東語と、中国の標準語である北京語のコースがある。

留学先大学のサポート体制について

(語学面/勉学面/精神面/住居・生活面など)

 

香港大学の留学生へのサポート体制は非常に整っていると思う。

まず、大学に行く前から、バディープログラムというお世話をしてくれる現地の学生とマッチングしてくれるプログラムがある。バディは空港で出迎えてくれ、到着直後の買い物や学内の案内などいろいろと手助けしてくれる。

また、学期の始めにすべての留学生を対象としたオリエンテーションが留学生課により開かれる。そこで、香港大学の主な案内と生活に必要な情報(交通機関等)が掲載された冊子が配布される。全体オリエンテーションの際には、各学部のスタッフが同席しており、オリエンテーションが終了するとその場で履修について質問することができる。また、法学部により法学部への留学生のためのオリエンテーションも行われた。そこでは、法学部の履修について、履修登録の方法について説明がある。

語学面では、講義自体が英語で行われているため、英語の能力はあって当然というスタンスであると思うが、さらに英語力を向上させたい人の為にランゲージセンターという施設があり、リスニング、ライティング等、訓練することが出来る。学内での生活では、キャンパス内のほとんどの人が英語を話せるため、英語ができればまったく不便はない。また、中国語に関しては広東語、北京語の二つについてコースが開かれており、レベルもさまざまある。

勉学面では、オフィスからの直接のサポートというよりも、他の留学生や香港大学の学生である友人に協力して勉強することが多かったように思う。また、図書館のサービスも充実しており、中央図書館、法学部図書館それぞれにおいてツアーが行われる。PCの設備がかなりよく、24時間開かれているコンピューターセンターはもちろん、図書館にも充実した数のパソコン、プリンター、スキャナが設置されている。図書館にも24時間勉強できるスペースがあるので長時間の学習も可能である。

健康面でのサポートとしては、学内にあるクリニックがかなり役立った。月〜土には10数人の医師が学内のクリニックにおり、緊急時以外オンライン予約をすれば受診可能である。薬の処方を含め、費用が無料なので、体調を崩したときにはよくお世話になった。

住居面では、寮の生活が非常に楽しかった。寮はいくつかあり、私が住んだStarr Hallは大学から歩いて5分程度で便利だった。また、留学生が4割ほどおり、香港大学の学生と割合のバランスがよかったと思う。部屋は現地の学生とのシェアで、わからないことがあれば、ルームメイトが親切に助けてくれた。また、寮に入った当初、各階でオリエンテーションがあり、それによってフロアメイトと仲良くなることができた。自炊するキッチンもあり、食堂も寮の隣にある。洗濯はコインランドリーで各自行う。寮のスタッフはあまり英語ができず、コミュニケーションに困ることもしばしばあった。

最後に、香港大学では学内ポータルサイトがかなり発達し便利である。 履修登録はポータルサイト上で行われ、オフィスからの連絡や図書館の本の返却期限も個人の学内メールアカウントに届くので、こまめにチェックする必要がある。特に、履修登録に関しては、早く登録しないと定員オーバーになり登録できない場合があるので注意したほうがよい。

 

 

留学先大学に対する感想

 

 

 

 

 

サポート体制、大学内の設備及び寮の環境等、留学生活を安心して進められる環境にあると思う。また、香港が中国の文化があり、様々な国の文化が集まる場所であるので、多様性と自分の視野を広げるよい場所である。

また、アジア圏であるためか、留学生の割合が欧米からの留学生が多く、日本人が少ないので、英語のネイティブスピーカーの友人も多くできる。中国本土からの留学生もおり、北京語を練習する機会も日常的に作り出せると思う。

授業の質は、科目にもよるが概して高い。与えられる資料の量が多く、すべての授業が英語で行われ、最初は戸惑うこともあったが、友人たちの助けを借りて、何とかやりきることができた。学生たちが積極的に質問、発言できる環境であり、教授との距離が近いと個人的に感じたし、留学生を含め、他の学生たちの質問をして積極的に学ぼうという姿勢に刺激を受けることが非常に多かった。

香港という中国の一部ではありながら異なる政治体制の地域において、講義を通して中国を外から詳細に見ることができたのではないかと思う。やはり、中国本土出身で香港で教えている教授でなければ、できないことであると思う。

同じ大学への留学を希望する人たちへのアドバイス

 

 

 

 

学内での生活で一番気をつけなければならないのは、最初の履修登録やポータルサイトへの登録である。香港大学では、一度履修登録をするとテストを受けなければ必ずF(不可)が付くので、登録期間中、また変更期間中にその講義を最後までやるかどうかよく考える必要がある。

また、パソコンは必ずといってもいいほど必要になるので、持参したほうがよい。寮でも無料でインターネットに接続できるし、学内では事前に登録すれば無線でネット接続が可能である。

香港大学は環境もよく、安心して勉強できる場所だと思う。また、香港自体が様々な文化に触れられるチャンスであり、ビジネスの中心として企業でのインターンシップの機会もある。(多くの学生は前期と後期の間や、後期の後にインターンシップの機会を持つようだ。)インターンシップ等の情報は大学からポータルサイトを通して配信されている。

言語の面では、学内では英語、学外では広東語という生活になり、広東語を身につけたい人には最適といえる。ただ、広東語ができなくとも英語ができればほとんどの場所は問題ない。蛇足だが、真剣に北京語を勉強したい人には中国本土での留学を勧める。中国本土では香港ほどの英語の通用性はないと個人的には思うので、嫌でも北京語を学ぶ環境になるのではないだろうか。

一番重要なお金の問題だが、香港大学はASEPによって返還不要の奨学金がもらえ、寮費も免除になり、金銭的な負担が他大学留学よりも圧倒的に少ないと思うので、この機会を有意義に活かしてもらいたい。

 

2.事前手続き(ビザ申請など)

ビザの種類

 

学生ビザ

ビザ申請先

香港大学(留学生課が代わって申請してくれる)

必要書類、手続き方法

【必要書類】ビザ申請用書類、留学受け入れ証明書、ビザ申請費用(代理申請費用含めHK$700)、財政証明書

【手続方法】ビザ申請用書類はメールで香港大学留学生課からすべて送られてくる。書類に記入し、FAXで返信する。申請費用は香港大学の口座へ振り込む。

滞在許可がおりると、本当のビザではないが、滞在許可が出ていることを示すシールが自宅へ送られてくるので、それをパスポートに貼っておく。実際の入国の際、そのシールを入国審査官に見せると、それに基づいてビザがその場で支給される。

手続きに要した時間

ビザ申請費用を振り込むのに23日かかる。申請してからは2ヶ月程度でシールが自宅へ送られてきた。

その他必要な事前手続き

財政証明書はASEPの奨学金で証明となる。

 

 

 

3.日常生活

日常生活の概要、感想

 

 

 

 

 

寮の周辺にはスーパー、飲食店などがあり、普段の生活に不便はまったくない。また、中心地へもバスで20分程度で移動できる。バス、地下鉄、フェリーの交通手段が発達しており、非常に便利である。

週末は友人たちと買い物や、周辺の島へハイキング、海水浴などに出かけることがあった。映画は日本の半額ほどの価格で見ることができる。

生活費(月額)及びおおよその内訳

月額5万円。

25千円(食費(外食が主))、5千円(交通費)、5千円(書籍代)、13千円(遊興費)、2千円(携帯電話代)

日本から持参した方がよいもの

(PCや変圧器等の要不要も)

PCはぜひ持っていったほうがよい。学部にもよるだろうが、プレゼンのためにパワーポイントのソフトが入っていると尚よい。

コンセントの形が日本と違うBFタイプなので、アダプターを購入する必要がある。ただ、変圧器はパソコン、デジカメなどの充電であれば他の電圧にも対応するので必要ないと思う。その他、日本の食品なども大きいスーパーに行けばそろうので持参する必要はないと思う。

これから留学する人への、日常生活(治安対策を含め)に関するアドバイス

香港の治安は概して良いと思う。滞在期間中、夜中でも危険な経験をすることはなかったが、やはり一人歩きは避けたほうがよいだろう。

香港では英語の通用性が高いため、英語さえできればどのような場所でも問題はないと思うが、まれに英語ができないタクシードライバー等に会うこともあるので、多少の広東語を学んでおくとよいかもしれない。

お金の管理や受け取り(銀行口座開設や海外送金,またはクレジットカード持参など)について,貴方の留学先国で最も適当な方法を教えてください。

@現地での口座開設。大学内にHSBCの支店があるので、そこですぐ開設することができる(寮からの滞在証明書が必要)。HSBCの口座にASEPの奨学金が振り込まれたので口座を持つ必要がある。また、HSBCに口座があれば、両替も手数料なしでやってくれるので便利。

Aシティバンクのワールドキャッシュ。日本の口座にお金を振り込み、海外から引き出せるサービス。ただし、手数料が一度に200円かかるため、こまめに引き出すのは勧めない。

Bクレジットカード。万が一、現金が用意できない場合に備えて持っていると安心。

 

半期の留学生活、及びASEPの奨学金を受給したため、日本からの送金は一切しなかった。

4.住居、生活環境

住居の種類(○印をつける)

 寮 

住所/

電話番号

Room 1104A, Starr Hall, 91 Pok Fu Lam Road, Hong Kong

費用(月額)

ASEPのプログラムにより滞在費は免除。

どのようにして見つけたか

留学受け入れの許可が下りると、すぐに留学生課から寮の案内が来たので、申し込んだ。特定の寮に申し込んだわけではなく、留学生課のほうで、振り分けられたようだ。

次期留学生に推薦できるかどうか、およびその理由。

自信を持って勧める。大学から歩いて5分程度で、ショッピングモールも近く買い物にも便利である。

また、留学生が多いので、同じ境遇の友人をすぐに見つけることができる。

留学生活を送る上で次期留学生に伝えたい地域情報、生活情報

 

留学先というと欧米が人気のようだが、ここでは、本当に様々なバックグランドを持った人に出会うことができるので、アジアだからといわず留学先候補から外すことなくぜひ興味を持ってほしい。

物価は野菜、果物等は安く、衣料品も安い地域で買えば、日本よりかなり安く手に入る。香港は本当に安いものから、本当に高いものまで手に入り、中国の昔の街並みから現代の高層ビルまでが混在する非常に魅力に溢れた地域だと思うので、ぜひ楽しみにしてほしい。

5.準備段階や留学中に役に立ったウェブサイト

サイト名

URL

コ メ ン ト

香港大学

 

 

香港新発見

 

 

 

Welcome to the VEC

 

ようこそ!総合「資格試験」受験ポータルR-PROMETRIC-資格試験情報R-Prometric

 

BBC World Service  Learning English

www.hku.hk

 

 

www.discoverhongkong.com/jpn/

news/discoverhk/index.html

 

 

ec.hku.hk/vec/

 

 

http://www.prometric-jp.com/

 

 

 

 

 

 

http://www.bbc.co.uk/worldservice/

learningenglish/index.shtml

 

留学前、留学中の情報はこちらでほぼ手に入る。特に、留学生課のQ&Aを見ておくとよい。

 

香港の観光、イベント情報など

 

 

 

香港大学のランゲージセンターのサイト。英語学習のオンラインリソース等。

 

TOEFLのオンライン申込。スケジュール等。

 

 

 

 

 

 

英国の国営放送のサイト。ニュースの英語などを勉強できる。

6.その他の特記事項