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「九州大学グローバル30 日本エジプトセミナー:留学生受入れ促進のために」開催報告










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平成24年3月5日(月)、東京ステーションコンファレンス(東京都千代田区)において、「九州大学グローバル30 日本エジプトセミナー:留学生受入れ促進のために」が、
九州大学の主催、駐日エジプト・アラブ共和国大使館 文化・教育・科学局の協力により開催されました。



本学は、グローバル30事業の一環としてエジプトの首都カイロに海外大学共同利用事務所を設置し、日本の大学全体に供する情報の収集と発信に努めているところです。
この度のセミナーはその活動の一環として、日本の大学で留学生受入れに携わる教職員に、エジプトの大学・高校事情や海外留学事情等について理解を深めていただくために企画されました。



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日本国内の20大学10機関から参加した58名に、エジプトの政府機関(高等教育省、教育省)、大学、高校から招へいした16名を交えて、大変盛況な催しとなりました。



当日は、倉地幸徳九州大学理事・副学長の開会の辞の後、文部科学省高等教育局高等教育企画課坂下鈴鹿国際企画室長、エジプト高等教育省ガラール・エルギメーイ首席次官から
ご挨拶をいただき、日本とエジプト両国の今後の学生交流、研究交流のための一層の連携への期待を寄せられました。



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第1部では、まず、駐日エジプト・アラブ共和国大使館のミセルヒィ・ザイード文化参事官が「エジプトから日本への留学の近年の傾向」についてご紹介された後、
アレキサンドリア大学ロシュディ・ザハラン副学長と、前エジプト科学研究省アドバイザー(JICA専門家)の塚本勝氏(現職科学技術振興機構中国総合研究センター参事役)が、
「エジプトの大学・高等教育」について異なる視点から講演され、最後にエジプト高等教育省ガラール・エルギメーイ首席次官が「エジプト人学生の海外留学事情、エジプト政府奨学金」について
お話しされました。それぞれの講演の後には、貴重な現地の情報を求めて、参加者との間で積極的な質疑応答が交わされました。



第2部では、「Why Egypt? 〜エジプトからの留学生受入れ促進のために〜」と題されたパネルディスカッションが行われました。
留学生リクルート先としてのエジプトの可能性や、エジプト人留学生獲得のための効果的なプロモーション戦略について、6人のパネリストと会場参加者の間で活発な議論が展開されました。
また、エジプトでは日本についての情報が不足しているということで、エジプトからの留学生獲得のための日本留学フェア開催の重要性が確認されるとともに、
本学主催の日本留学フェアについては、10月頃の開催が適当ではないかということで意見の一致を得ました。



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また、エジプトからの招へい者のうち15名が、この後3月7日(水)から8日(木)にかけて本学を訪問し、学内教職員向けのセミナーに参加したほか、伊都キャンパスの研究施設等の視察などを行いました。本学と招へい大学・高校との相互理解を深めるとともに、研究交流、学生交流促進のための今後の一層の連携強化について、積極的な議論を交わす素晴らしい機会となりました。









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