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「九州大学グローバル30 九州・山口地域の大学国際化ワークショップ(1):学生の国際流動の促進」開催報告










平成24年3月16日、ANAクラウンプラザホテル福岡において「九州大学グローバル30九州・山口地域の大学国際化ワークショップ(1):学生の国際流動の促進」を開催し、
九州・山口地域を中心に32大学5機関から67名のご参加をいただきました。本ワークショップは、九州・山口地域に位置する大学の国際化に関する優れた取組みの共有、
ならびに国際業務担当者間のネットワーク構築を主たる目的として、今後2年にわたりシリーズ化して開催する予定です。




シリーズ初回でもある今回は、九州・山口地域の教育関係者の皆様に、当イベントについて広く知っていただく趣旨から、政府関係者をはじめとして多くのご来賓の方々、
またゲストスピーカーをお招きするなどして、三部構成の比較的大がかりなイベントとして実施いたしました。



九州大学総長特別補佐 緒方一夫教授
第一部では、大嶋名生氏(文部科学省高等教育局高等教育企画課国際企画室専門官)及び鈴木美智子氏(独立行政法人日本学生支援機構留学生事業部長)
のお二人からご挨拶をいただいた後、今回のメインテーマである「学生の国際流動の促進」について本学の現状を中心に、緒方一夫教授(九州大学総長特別補佐)から
ご説明させていただきました。その後、基調講演として、国際教育の分野で日本を代表する研究者でもある芦沢真五特任教授(明治大学国際連携機構)より、
明治大学の取組みに触れつつ「グローバル人材育成の課題」についてお話いただきました。



分科会1の様子
第二部では、「学生の国際流動の促進」に関する2つのテーマについて、二手に分かれて分科会(ワークショップ)を実施しました。
「分科会1:留学生支援について」では、2009年9月に設立された九州大学外国人留学生・研究者サポートセンターによる取組みに関する報告(臼杵純一センター長)に引き続き、
留学生受け入れ支援全般について、各大学における事例紹介や情報共有がなされました。



分科会2の様子
「分科会2:日本人学生の留学支援」では、永井智香子准教授(長崎大学留学生センター)より、
過去5年間に日本人学生の短期留学を数十倍の規模に増やした長崎大学のユニークな取組みについてご紹介いただいた後、各大学から数々の特徴的な取組みについて情報共有があり、
日々日本人学生の海外派遣に苦労されている担当者の方々を中心として積極的な意見交換が行われました。



パネルディスカッションの様子(左:文部科学省高等教育局国際企画室専門官 大嶋名生氏、中:日本学生支援機構留学生事業部長 鈴木美智子氏、右:明治大学国際連携機構 芦沢真五特任教授)
第三部では、各分科会報告に続き、大嶋専門官、鈴木部長、芦沢教授、永井准教授を含む7人のパネリストが、司会、会場からのコメントおよび質問を検討する形で、
「留学生支援」、「日本人の留学支援」、「グローバル人材の育成」の3つのテーマについてパネルディスカッションを行いました。分科会に比べると担当者相互の情報交換というよりは、
パネリストによる知識や情報の供与が中心でしたが、盛況のうちに会を終えることができました。




全体としては、アンケートにお答えいただいた全員の方から、「非常にためになった」又は「ためになった」とのご回答をいただき、また、地域内の連携についても、
「地域内での連携・情報共有が重要であり、相互のメリットになると思われる」等々、好意的な評価をいただきました。




次回以降は、これらのアンケート結果を参考にテーマを決定し、国際関連業務の現場担当者間でより深い意見・情報交換ができるよう取り組んでいき、
平成25年度末までに、5〜6回程度の開催を予定しています。なお、当日配付された資料及びアンケート集計結果については、下記URLよりダウンロードできます。




文部科学省高等教育局高等教育企画課国際企画室専門官 大嶋名生氏




九州大学総長特別補佐 緒方一夫教授




明治大学国際連携機構 芦沢真五特任教授




長崎大学留学生センター 永井智香子准教授




九州大学外国人留学生・研究者サポートセンター 臼杵純一センター長




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