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第4回九州大学グローバル30九州・山口地域の大学国際化ワークショップ開催報告









去る平成25年3月6日、九州大学G30プロジェクトオフィス主催で「第4回九州大学グローバル30九州・山口地域の大学国際化ワークショップ」を開催しました。本ワークショップは、昨年3月から、九州・山口地域の大学教職員の情報共有・ネットワーキングを主な目的として実施しているものです。第4回となる今回は、グローバル人材育成への社会的関心の高まりの中で、「グローバル人材育成推進事業」の採択大学を筆頭に、多くの大学が短期留学プログラムの開発に注力している事実に鑑み、「大学と危機管理:学生をまもるためにすべきこと」をテーマに選びました。



ジョーダン・ポラック教授
本ワークショップは2部から成り、第1部では、研究者、現場担当者、危機管理業者の3つの異なる立場から「学生をまもるために」大学がすべきことなどを事例を交えながら紹介していただきました。最初に、研究者の立場から明治大学国際日本学部の横田雅弘教授に、「留学生交流における危機管理の考え方とその実践」についてご講演いただいた後、本学留学生センターのジョーダン・ポラック教授から、ミシガン大学の事例を交え、「北米の大学におけるリスク管理の現状」についてご報告いただきました。次に現場担当者の立場から、立命館アジア太平洋大学アカデミック・オフィスの大嶋名生課長から、先進的な事例について、「立命館アジア太平洋大学の経験から」の表題の下にご発表いただきました。そして第1部の最後に、オーサルス・ソリューションズ株式会社石井弘之代表取締役から、中国で反日暴動が起きた際のシュミレーションを題材として、「海外留学生に係る派遣元大学のリスク管理の在り方」について、危機管理業者の観点からご発表いただきました。




パネルの様子
第2部では、第1部の報告者の他に、中村佳恵氏(日本エマージェンシーアシスタンス株式会社営業部次長)及び緒方一夫教授(本学総長特別補佐)にもご参加いただき、会場から募った質問にご回答あるいはコメントいただく形で、パネルディスカッションを行いました。会場からは、留学生及び日本人学生派遣に関する専任アドバイザーの必要性や、学生派遣の可否を決定する際の情報ソース・判断の基準、複数存在する危機管理会社の特徴・料金体系等に関する質問があり、パネリストから、具体例を交えた回答・コメントをいただきました。


本ワークショップには、25機関48名の方々にご参加いただきましたが、「様々な方面から学生の危機管理の在り方を知ることができ、今後本学の学生派遣にも生かしていきたい」「様々な観点からのご意見が聞けて、とてもためになった」など多くのポジティブなご意見があり、盛況のうちに終えることができました。


当日の配付資料は、下記よりダウンロードできます。


「留学生交流における危機管理の考え方とその実践」明治大学国際日本学部教授 横田雅弘氏


「Education Abroad Risk Management at U.S. Universities (北米の大学におけるリスク管理の現状)」九州大学留学生センター教授 ジョーダン・ポラック氏


「大学と危機管理:立命館アジア太平洋大学の経験から」立命館アジア太平洋大学アカデミック・オフィス課長 大嶋名生氏


「海外留学生に係る派遣元大学のリスク管理の在り方」オーサルス・ソリューションズ株式会社代表取締役 石井弘之氏


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本件担当:

九州大学G30プロジェクトオフィス

廣瀬、ポーリック

〒812-8581 福岡市東区箱崎6-10-1

TEL:092−642−3951、3952

FAX:092−642−3949

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