国際コンソーシアム
1. APRU (環太平洋大学協会)
APRU(環太平洋大学協会、the Association of Pacific Rim Universities)は、環太平洋に所在する高等教育機関の相互協力関係を強めることを目的に設立された国際大学連携コンソーシアムです。1997年、カリフォルニア大学ロサンゼルス校、バークレー校、カリフォルニア工科大学、南カリフォルニア大学の学長達によって設立されました。
現在、北米、中南米、アジア、オセアニア地域から60大学が加盟しており、環太平洋地域社会にとって重要な諸問題に対し、研究や教育面から貢献することを目的として、学長会議、国際担当理事会議、環境、災害、高齢化等のテーマ別国際シンポジウム、学生向けサマープログラム、オンライン留学プログラムVirtual Student Exchange Program(略称VSE)等様々な活動を実施しています。
現在募集中のイベント等については下記からご確認ください。
概要
名称
環太平洋大学協会 Association of Pacific Rim Universities(APRU)
設立
1997年
ウェブサイト
APRUAPRU加盟大学
現在、APRUには環太平洋地域19経済圏60大学が加盟しています。加盟大学はこちらからご確認ください。
加盟大学一覧
APRU Virtual Student Exchange Program
APRUでは、オンライン留学プログラムVirtual Student Exchange Program (略称VSE)を実施しています。VSEアカデミックコースは、APRUの加盟大学が提供するオンライン授業科目を履修するプログラムとなっており、本学の学部生は無料で履修することができます。詳細についてはこちらからご確認ください。
APRU VSE アカデミックコースについて
本学からも、VSEアカデミックコースに科目を提供することができます。本学の部局所属教員より科目提供の希望がある場合は、以下の URL より必要事項を記入の上、ご提出ください。なお、既存科目・新規科目ともに提供可能ですが、最終的な開講の可否については、他の開講科目とのバランスを考慮の上、科目提供学部と国際部との協議により決定します。詳細については以下のリンクよりご参照ください。
VSE 科目提供について(本学教職員限定)
環太平洋地域における課題
- Asia Pacific Women In Leadership (APWIL)
- Digital Economy
- Global Health
- Multi-Hazards
- Pacific Ocean
- Population Aging
- Sustainable Cities and Landscapes
- Sustainable Waste Management
- UN Sustainable Development Goals (SDGs)
2. MIRAI
2015年10月に開催された「日本・スウェーデン学長サミット」をきっかけに、両国大学をメンバーとするコンソーシアム(大学間連携)として2017年より活動が開始されました。2017年10月にルンド大学で最初のMIRAIセミナーが開催され、その後、2期7年にわたり両国の若手研究者育成をはじめとする学術交流に取り組んできました。2024年1月からフェーズ3が始動し、更なる学術交流、産業界をはじめとする多様なステークホルダーとの交流に向けて活動を進めています。
九州大学としては、2020年に開設した「ストックホルム・リエゾンオフィス」(欧州拠点)を現地窓口とし、両国における活動のサポートを進めています。2022年11月には、MIRAI2.0 Research and Innovation Week (R&I Week) 2022を九州大学伊都キャンパスでホスト開催。博士課程学生、若手・シニア研究者を中心とした約300名の参加者を迎えました。また、翌年2023年のR&I Week(スウェーデン・ウメオ大学開催)では総勢22名の訪問団を結成して各種会合およびワークショップに参加するとともに、本学がホストを務め一般公開型シンポジウム「MIRAI Open Day」をストックホルム市内で開催しました。
2024年からは九州大学が日本側幹事校を務めています(任期:3年間)。ストックホルム・リエゾンオフィスを最大活用しながら、本学における日スウェーデン交流を促進するとともに両国の学術交流推進に貢献していきます。
現在募集中のイベント等については下記からご確認ください。
概要
プロジェクト名
MIRAIプロジェクト(2017年~2019年)
MIRAI 2.0(2020年~2023年)
MIRAI 第3フェーズ(2024年~2026年)
目的
日本・スウェーデン間の学術交流・連携の更なる発展を目指す。
ウェブサイト
MIRAIメンバー大学(第3フェーズ)
日本側7大学、スウェーデン側10大学 (*は幹事校)
※2024年1月1日現在
日本側
九州大学*、広島大学、名古屋大学、上智大学、早稲田大学、東北大学、沖縄科学技術大学院大学(OIST)
スウェーデン側
ウプサラ大学、リンショーピン大学、ヨーテボリ大学、ウメオ大学*、リンネ大学、カールスタード大学、エレブルー大学、ヨンショーピン大学、ルレオ工科大学、ストックホルム商科大学
MIRAI研究分野(第3フェーズ)
- Challenge 1: Health and an ageing population (Part of SDG 3)
- Challenge 2: Climate adaption, disaster and risk management and prevention (Part of SDG 13)
- Challenge 3: Resilient cities and communities – policies, strategies, local government and urban planning (Part of SDG 11)
- Challenge 4: Materials for Energy Conversion and Storage: renewable energy, solar energy conversion, electrification, sustainable processes and use of resources (Part of SDG 7)
活動概要
MIRAIプロジェクト(2017年~2019年)
- MIRAIセミナーの実施(毎年秋に日瑞交互開催)
- Subject Scientific Committee (SSC)の実施(3分野:Sustainability, Ageing, Materials Science + Innovation)
- 若手研究者・PhD学生の交流(Workshop、PhD Short Course) 等
MIRAI 2.0(2020年~2023年)
- 研究分野を拡大(MIRAIプロジェクトでの既存分野+AIやSocial Scienceなど)
- 各分科会にInnovation & Entrepreneurshipを融合し、起業マインド、スキルの育成、産学官でのベストプラクティスを推進
- 若手研究者の人材育成(将来の日瑞の研究教育分野を牽引する人材育成を促進)
- ミドルキャリアのマッチングを強化し、日瑞間の長期的な研究連携を推進(更なる共同研究、共著論文の創出など)
- 研究者主体のボトムアップでのイベント立案・企画
- 年次イベントのさらなる躍進(MIRAI Seminarに代わり、Research & Innovation Weekを開催、また、サテライトイベントの開催、シードファンディング等)
MIRAI第3フェーズ(2024年~2026年)
- 研究分野をSDGsと関連した4つのテーマに再編
- これまでの実績、ネットワークを活かして、更なる異分野融合、産学官連携を推進
- 若手研究者の人材育成は引き続き、重点事項として各種企画を実施していく
3. RENKEI―日英大学間連携プログラム
RENKEIは、日英の大学が新たな国際共同研究を創出し、政府、産業界等との協働を通じて、グローバル社会が抱える課題解決への貢献を目指す日英間コンソーシアムです。
第1フェーズでは、PhD 学生、ポスドク)向けのプログラムを共同開発・実施するなど、若手研究者の人材育成に重点を置き、活動が行われてきました。
第2フェーズ(2018年~2025年(2年延長))では重点研究テーマとして、「Climate Change」と「Health」が設定され、両国研究者による共同研究プロジェクトが展開されています。
現在募集中のイベント等については下記からご確認ください。
概要
名称
日英大学間連携プログラム
Japan-UK Research and Education Network for Knowledge Economy Initiatives(RENKEI)
設立
2012年
事務局
British Council Japan
ウェブサイト
RENKEI加盟大学(2024年度)
日本側4大学、英国側6大学
日本側
九州大学、慶應義塾大学、東北大学、立命館大学
英国側
エジンバラ大学、サウサンプトン大学、ダーラム大学、ニューカッスル大学、リーズ大学、リバプール大学
主な活動
日英の加盟大学が共同でさまざまなテーマに基づいたワーキンググループを立ち上げ、研究者を対象としたプロジェクトや学生を対象としたスクール等を開催しています。
本学は「Climate Change」のCommittee Members となり、RENKEIにおける活動を進めています。