九州大学の国際戦略

イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校

2019年8月、米国イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校にて、同校と本学との大学間学術交流協定の更新に係る調印式を行いました。その際、これまでの交流実績および今後の持続的かつ発展的な交流の可能性を勘案して、お互いを戦略的パートナーシップ校と認識することで合意しました。

調印式について(本学ホームページ)
調印式について(イリノイ大学ホームページ(英語))

大学レベルの交流

学長来訪団による本学キャンパスへの来訪
2023年9月4日から9月5日にかけての2日間、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校のRobert J. Jones学長を筆頭とする訪問団が本学を訪問しました。2日間に渡る来訪では、石橋総長をはじめとする本学執行部との意見交換のほか、両校の連携に関わってきた、または今後新たな連携プロジェクトを立ち上げる潜在性のある部局の教員との対話の機会も設けられ、大変有意義なものとなりました。両校の戦略的パートナーとしての長年にわたる協力関係があったからこそ既存の関係を超えた議論を展開し、両機関の大学レベルの連携を強化し、その範囲を一層拡大させていくことに合意することができました。

研究における協働(Joint Seed Funding Projects)

イリノイ大学と本学は、両校の研究上のパートナーシップを強化することを目的として、Strategic Partnership Colloquia Seriesを開催しております。2021年には計4回ウェビナーを開催しました。

詳細はこちら

両校は以下の5つの重点分野を特定し、各々の機関で資金を拠出することにより、研究上の連携を促進しています。本ファンドでの支援により、特に2022年以降、両校の研究者の実際の往来を伴う形で活動を展開することで、コラボレーションを一層加速させています。

1 データサイエンス/データマネジメント・キュレーション(数学を含む)

  • 数学の分野では実世界の課題解決を共通関心事項として設定し、問題解決型の協働を進めています。

2 環境経済

  • 持続可能なエネルギーとウェルビーイングに焦点を当て、両校で緊密にコミュニケーションを取りながら、共同研究を進めています。

3 人文科学

  • イリノイ大学WGGP(Women & Gender in Global Perspectives)プログラムとの連携により、2022年11月に「博物館・モニュメント・記憶」をテーマとしたハイブリッド形式のワークショップがイリノイ大学にて開催されました。また2023年5月末に、本学伊都キャンパスにて同ワークショップPart 2を開催しました。

4 図書館学

  • 両機関の関係研究者の相互の往来訪により連携強化を進めています。2023年1月には、イリノイ大学iSchool所属の研究代表者が本学伊都キャンパスに来学し、今後の展開についての意見交換が行われました。2023年6月には本学にて研究データ管理および支援人材育成についてのシンポジウムを開催しました。
    資料とアーカイブ動画を以下よりご覧いただけます。
    動画/資料

5 スマートグリッド・持続可能エネルギー

  • 本学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(I²CNER)の研究者をリードとして、両校での対話を継続しています。

学生交流

2023年4月現在、計10名の本学学生がイリノイ大学へ留学した実績があります。学生のための更なる機会の拡大のために、幅広いプログラムを視野に入れ、両校は協議を継続しています。

知見の相互共有

2023年7月12日、在福岡米国領事館との共催により、福岡アメリカンセンターにてワークショップ「Partnership Dialogue Series」を開催しました。イリノイ大学から招へいした講師による組織・人材開発に関するプレゼンテーション、本学農学部および人間環境学研究院における国際教育プログラムの事例紹介、これらを踏まえたディスカッションを通じて、参加者は国際交流における課題とその解決方策について、意見交換し、知見を相互に共有することができました。

事務職員の能力開発

戦略的パートナーシップの強化のためには、企画・調整に携わる職員の高いパフォーマンスが重要であるという認識のもと、研修プログラムの一環として、本学は職員をイリノイ大学に派遣しています。研修生はイリノイ大学において、パートナーシップ関連業務を含む実務研修(インターン)に参加し、帰国後は本学にてパートナーシップや学生交流等の業務で活躍しています。